《滝ノ詩》歌词

[00:00:00] 滝ノ詩 - MN-logic24

[00:00:01] 香る穂の御簾草

[00:00:04] 暮れゆく秋の過客

[00:00:08] 夕映えの水辺に

[00:00:12] 虚ろに影を落す

[00:00:47] キミは何を見ている？

[00:00:51] 茜染まる水面を

[00:00:55] キミは何を信じる？

[00:00:58] 何も全て疑う

[00:01:02] 人は壱か八か零永久に同じ

[00:01:09] 滝の底を覗くのはその名残

[00:01:18] 生きるとは不可解なことだ

[00:01:22] それは確かだけれども

[00:01:25] 岩の露めく理由は？

[00:01:29] それも不可解か？

[00:01:32] お望みの結論を

[00:01:35] 目指す片道券の旅人

[00:01:40] 詭弁哲学を説く空の衒学者

[00:01:47] キミはどこから来る？

[00:01:50] みなと同じ場所から

[00:01:54] キミはどこへ還る？

[00:01:57] みなと同じ場所へと

[00:02:01] 人は壱と八と六その塊

[00:02:08] 滝の底に残るのはその濁り

[00:02:18] 梔子落ち水に手放し

[00:02:21] 生まれたこともわけなし

[00:02:25] 腐り果ててゆくだけ

[00:02:28] それは幻想か？

[00:02:32] 行くか退くか誰が決めたか

[00:02:35] 無情と喚く旅人

[00:02:39] 宿に留まることは何人もできず

[00:03:17] しとど何度繰り返そうか

[00:03:21] 螺子の外れたラヂオか

[00:03:25] 温かな夕陽よりここは淋しいよ

[00:03:33] キミが理屈並べるように

[00:03:37] ひとつ理屈があるんだ

[00:03:41] 友ならば奇ではなく

[00:03:45] 友と思うから

[00:03:48] 塵の踊る芥の川に

[00:03:52] 飛沫は白く儚く

[00:03:56] 秋風に攫われた水猶は揺れる

[00:04:03] 全て抱え込むには浅く

[00:04:07] 独りこの辺を去りに行く

[00:04:10] どうか誰か代わりに

[00:04:14] 受け止めてあげて