《反芻の印象》歌词

[00:00:00] 反芻の印象 (反刍的印象) - ふる/初音ミク (初音未来)

[00:00:03] 词：ふる

[00:00:07] 曲：ふる

[00:00:10] 编曲：ふる

[00:00:14] 灯台の光波打ち際は囲いの庭

[00:00:18] 特急列車は相も変わらず閑古鳥

[00:00:22] 星座の光線路の隙間に茂る雑草

[00:00:26] 寝台列車も星と日付と共倒れ

[00:00:31] 通過駅に佇む影法師

[00:00:37] 座席の向かいは鈍色シート

[00:00:41] 「お切らせ願います」

[00:00:42] 空に水飛沫

[00:00:43] いたずら描きの道が交わる

[00:00:46] 看守が微笑む偶然を

[00:00:48] 寝そべり待ちぼうけ

[00:00:50] すす払い指でなぞる曖昧な時刻表

[00:01:10] 裂けて避けた鈍行列車

[00:01:13] 点いて消えるきまぐれ信号

[00:01:16] 直せ叩け切り換えスイッチ

[00:01:20] 歪み並ぶ使い捨てのレール

[00:01:25] 本当は思ってなんかいやしない

[00:01:27] その腕で抱き締めても

[00:01:28] くれやしない

[00:01:29] 積もりに積もった

[00:01:31] 置き去りの祝詞も空へ帰し

[00:01:33] がらんどうの客室の窓

[00:01:35] 紺の空に流れるひつじ雲

[00:01:37] どうせすぐに見えなくなる

[00:01:40] それは誰が望んだ成れの果て

[00:01:49] 有限の砂浜近付く満潮

[00:01:51] 消えた連絡船

[00:01:52] 深夜二十四時

[00:01:54] 閉じ込め締め出せ

[00:01:55] シャッター街

[00:01:57] ざわざわ燈る真鍮のランプから

[00:02:03] 山吹色の雫が影濡らす

[00:02:06] 「降車終了車庫に入ります」

[00:02:08] さあ響け汽笛よ

[00:02:09] 遠く遠く大熊座まで

[00:02:12] 相席の山高帽

[00:02:14] それでも幸せかと問い質せ

[00:02:16] うわ言の名簿に竜胆色の星が降る

[00:02:36] 呑めや唄え春の影向

[00:02:39] 鳴らせ踊れ夏の神楽

[00:02:42] 大判小判秋の奉納

[00:02:46] 拾え零せ冬の豊穣

[00:02:50] 本当は噛み締めて

[00:02:52] なんかいやしない

[00:02:53] 明日の日付も今日も

[00:02:54] 飲み込んじまえ

[00:02:55] 咀嚼の時間も

[00:02:57] 緊急停車にも気付きはしない

[00:02:59] 車掌はでたらめの口上

[00:03:01] 終の駅の足音蹴り飛ばし

[00:03:03] 車両の床を転がる胡桃

[00:03:07] それは誰の望んだ成れの果て

[00:03:15] 燃ゆる石炭昇る黒煙

[00:03:21] 醒めた現世見えない

[00:03:25] しなびた林檎

[00:03:29] 本当は思ってなんかいやしない

[00:03:32] その腕で抱き締めても

[00:03:33] くれやしない

[00:03:34] 積もるだけ積もった

[00:03:36] その願いが背中を押す

[00:03:38] がらんどうの客室の窓

[00:03:40] 紺の空に流れるひつじ雲

[00:03:42] どうせすぐに見えなくなる

[00:03:45] それは誰が望んだ成れの果て

[00:03:48] 主人のいない吊り革はゆらゆらと

[00:03:50] 誰がために列車は常世を走る

[00:03:53] 踏まれて散らばる

[00:03:54] 切符のお値打ちは行方知れず

[00:03:57] 紡がれない墨染めホーム

[00:03:58] 瑠璃の空に消え行くひつじ雲

[00:04:01] 僅かに照らす灯台の光

[00:04:04] それはお前が望んだ成れの果て