《瞼の母》歌词

[00:04:59] 1.軒下三寸 借りうけまして

[00:04:59] 申し上げます おっ母さん

[00:04:59] たった一言 忠太郎と

[00:04:59] 呼んでくだせぇ 呼んでくだせぇ たのみやす

[00:04:59] (台詞)おかみさん、今何とか言いなすったね

[00:04:59] 親子の名のりが したかったら

[00:04:59] 堅気の姿で尋ねて来いと言いなすったが

[00:04:59] 笑わしちゃいけねぇぜ 親にはぐれた子雀が

[00:04:59] ぐれたを叱るは 無理な話しよ

[00:04:59] 愚痴じゃねぇ 未練じゃねぇ

[00:04:59] おかみさん 俺の言うことを よく聞きなせぇ

[00:04:59] 尋ね 尋ねた母親に 倅と呼んで もらえぬような

[00:04:59] こんなやくざに 誰がしたんでぇ

[00:04:59] 2.世間の噂が 気になるならば

[00:04:59] こんなやくざを なぜ生んだ

[00:04:59] つれのうござんす おっ母さん

[00:04:59] 月も雲間で 月も雲間で もらい泣き

[00:04:59] (台詞)何を言ってやんでぇ 何が今更、忠太郎だ 何が倅でぇ

[00:04:59] 俺にゃおっ母は、いねぇんでぇ

[00:04:59] おっ母さんは、俺の心の底に居るんだ

[00:04:59] 上と下との瞼を合わせりゃ 逢わねぇ昔の

[00:04:59] やさしい おっ母の面影が浮かんでくらぁ

[00:04:59] 逢いたくなったら

[00:04:59] 逢いたくなったら 俺ァ瞼をつむるんだ

[00:04:59] 3.逢わなきゃよかった 泣かずにすんだ

[00:04:59] これが浮世と いうものか

[00:04:59] 水熊横丁は 遠灯り

[00:04:59] 縞の合羽に 縞の合羽に 雪が散る

[00:04:59] おっ母さん