《アールデコの手摺を離したら》歌词

[00:00:00] アールデコの手摺を離したら - 实验台モルモット

[00:00:07] 詞：谷琢磨

[00:00:15] 曲：あいあい

[00:00:23] 私はざらざら角砂糖

[00:00:27] 紅茶に溶け込むため生まれた

[00:00:30] 真っ暗な硝子瓶の中で

[00:00:34] 摘み出されるのを待つ

[00:00:38] 何も望まないよ

[00:00:40] だって私には役割があるんだから

[00:00:45] でも訳の解らない

[00:00:48] 虚しさがこみ上げてくるんだ

[00:00:53] そして紅茶に飛び降りた角砂糖は

[00:00:58] 飴色の苦い苦い海を

[00:01:01] 真っ逆さま沈んでゆく

[00:01:03] 些細なことで零れ落ちるくらい

[00:01:08] この世界は痛みで満たされている

[00:01:27] ミルクのような華やかさを

[00:01:30] 持ち合わせていない私は

[00:01:34] 他に使い道もないから

[00:01:37] 選択肢なんて無かったの

[00:01:41] 独りになるのは簡単だけど

[00:01:45] 零になるのは難しい

[00:01:49] 掻き混ぜられるたびさらさらと

[00:01:52] 嗚咽を滲ませた

[00:01:56] 冷めた紅茶に飛び降りた角砂糖は

[00:02:01] 溶け切れず小さな小さな声を

[00:02:04] あげ涙の粒になった

[00:02:07] 短絡的決断

[00:02:08] 甘すぎるってなじってよ

[00:02:11] いちいちぜんぶ

[00:02:12] 傷ついてあげるから

[00:02:51] 「翼を下さい」と歌わされるの

[00:02:55] がたまらなくって耳を塞いだ

[00:02:59] 堕ちてゆく恐怖の中にしか

[00:03:02] 透明になれる術はないのだから

[00:03:08] 私は幸せになんかなりたくない

[00:03:13] 悲しみに打ち拉がれて

[00:03:15] ぼろぼろになって

[00:03:16] 笑っていたいんだ

[00:03:18] こんな私を救い上げてくれる

[00:03:22] 包容力のスプーンは

[00:03:25] ティーカップの底

[00:03:26] ほらもう顔がぶつかる距離

[00:03:30] 響く衝突音飛び散る心

[00:03:33] アスファルトにキスをした

[00:03:35] 私は紅茶を変えられたのかな

[00:03:40] 甘く素晴らしい痛みを

[00:03:41] どうぞ召し上がれ