《南町から》歌词

[00:00:01] 春には海に近い校舎で

[00:00:13] 記念のスナップにVサイン

[00:00:23] 離宮公園の桜たち

[00:00:28] くもった日が鮮やかで

[00:00:35] グレイのキャンバスに

[00:00:38] 夢は咲くものと

[00:00:42] 教えてくれたはずなのに

[00:00:50] ありふれた毎日が

[00:00:53] あたりまえじゃなくなる

[00:00:56] こんな日がくるなんて

[00:01:02] 何気ない一言がさり

[00:01:05] 気ない微笑みが

[00:01:07] こんなに暖かくて

[00:01:12] まだ見ぬ薄紅の花びら

[00:01:18] もっともっと

[00:01:25] あの日へと置き去りの人の夢

[00:01:29] 咲き誇れ

[00:01:43] 夏には波打ち際走った

[00:01:55] 遠くで母の呼ぶ声がした

[00:02:05] 須磨海岸で陸サーファー

[00:02:11] 気取る頃気がついた

[00:02:17] 寄せる波が傷

[00:02:20] ひく波が時間

[00:02:24] そして去ってく

[00:02:28] 人生のように

[00:02:32] あといくつ波くれば

[00:02:35] どれだけの時経てば

[00:02:38] 痛みおさまっていく

[00:02:44] どんな偉い学者でも

[00:02:47] 有名な政治家も

[00:02:50] 心までは量れない

[00:02:55] 小さな無数の引き潮が

[00:03:01] そっとそっと

[00:03:07] いつまでも乾かない深い傷

[00:03:12] さらってゆけ

[00:03:58] 秋には山へ落ちる夕日が

[00:04:10] 焦がした初めての恋心

[00:04:20] お揃いのシャツで三ノ宮

[00:04:25] けれど顔さえ見れず

[00:04:32] 真っ赤な六甲を

[00:04:35] 背に港へ続く道歩いた

[00:04:43] 黙ったまま

[00:04:47] どこにいてどう生きても

[00:04:50] 何をどう失くしても

[00:04:53] 思い出は変わらない

[00:04:58] きんもくせい咲く

[00:05:01] 季節めぐる度甦る

[00:05:04] 蒼かった日々のこと

[00:05:10] 神さまでさえ消せはしない

[00:05:16] ずっとずっと

[00:05:22] かけがえのない記憶自分だけの

[00:05:27] History

[00:05:35] 冬には聖歌隊に混じって

[00:05:46] 異人館通りでアヴェマリア

[00:05:56] 山手教会のクリスマス

[00:06:02] 空届きそなもみの木

[00:06:08] 積もりはじめる雪は

[00:06:12] すべての罪を

[00:06:15] 許してしまう最上の愛

[00:06:29] 捨てるはずのなかった

[00:06:32] 果たすはずの思いが

[00:06:35] 天国で雪になる

[00:06:41] 希望へと向かった

[00:06:43] 時もう一度愛になって

[00:06:47] すべての人に降るの

[00:06:52] 新しい生命のうたになる

[00:06:58] きっときっと

[00:07:04] 強い町になっていく故郷へ

[00:07:09] 届くように

[00:07:16] 人生の道しるべ はじまった

[00:07:20] 南町へ