《La principessa del regno del sole》歌词

[00:00:00] La principessa del regno del sole - 三桥加奈子

[00:00:01] 「生まれつき四肢に障害のあった私のせいで

[00:00:04] 喧嘩ばかりしていたババとママは、

[00:00:07] お医者さんの薦めに従って契約書にサインした。

[00:00:10] こうして、生まれてから一度も外へ出なかった私は、

[00:00:17] 病室で迎えた十一歳の誕生日に、

[00:00:20] 初めて自由に動く自分の体を手に入れたのだ。

[00:00:26] 私は『公社での生活』をとても気に入っている……」

[00:00:31] 《私のお気に入り》(La mia cosa favorita)朝の静謐な空気

[00:00:40] 《私のお気に入り》(La mia cosa favorita)洗剤の香り

[00:00:49] 《私のお気に入り》(La mia cosa favorita)空と雲と太陽と

[00:00:58] 《私のお気に入り》(La mia cosa favorita)自由な体

[00:01:07] 嗚呼…それら全ては　病室のベッドの上に

[00:01:16] 嗚呼…無かったものばかりだ──《私は幸せだ》

[00:01:44] 「私たちには、それぞれ公社の大人の人が担当についている。

[00:01:49] 訓練でも仕事でもいつも一緒なので、

[00:01:53] 二人まとめてフラテッロと名付けられた。

[00:01:56] 『フラテッロ』…それは"兄弟"という意味だ……」

[00:02:02] 政治家の暗殺　現場の下見

[00:02:11] 逃走経路の確認　それも仕事の內

[00:02:20] 裏口で出会った　少年は名乗った

[00:02:29] 彼の名はエミリオ　とてもよくしゃべる

[00:02:38] 私は嘘を吐いてはいないけど　彼を騙しているのだろうか

[00:02:56] アマーティの ヴァイオリンだと彼が勘違いしたのは《銃(Fucile)

[00:03:06] ──それが私の仕事道具だ……

[00:03:14] 「もし仕事中誰かに姿を見られたら…必ず殺せ」

[00:03:23] ──とジャンさんは言った……

[00:03:28] 仕事が終わり　部屋を出たところで　エミリオに出会った

[00:03:40] 「ええと…こんな時何て言うんだっけな…ああそうか…ごめんね」

[00:03:49] 「朝目が覚める度、いちばん気になることがある。

[00:03:53] それは、今日も自分の体がちゃんと存在するかということ……」

[00:03:57] 良かった　動く　『自由な体』　素晴らしいことだ

[00:04:06] 四肢を失う夢を見て　泣きながら起きる　この恐怖が解りますか？

[00:05:01] 沉みながらも見上げた水面から　差し込む陽の光　泡沫の《幻想》(ゆめ)

[00:05:15] 浮びながらも見上げた水面より　遥かなる高みに　輝ける《理想》(ゆめ)

[00:05:28] 《太陽の国のお姫様》(La principessa del regno del sole)　

[00:05:34] 黃昏に染まる海辺を走る……

[00:05:49] 「自由な体。優しい人達。楽しい每日。

[00:05:53] 社会福祉公社、私はここでの生活をとても気に入っている…」

[00:06:00] ──太陽の国のお姫様(La principessa del regno del sole)