《Ark[Reloaded ver.]》歌词

[00:00:01] 「――箱庭(はこにわ)を騙(かた)る檻(おり)の中(なか)で 禁断(きんだん)の海馬(きかん)に手(て)を加(くわ)えて

[00:00:18] 驕(おご)れる無能(むのう)な創造神(かみ)にでも 成(な)った心算(つもり)なの……」

[00:00:31]

[00:00:33] ...Love wishing to the "Ark"

[00:00:37] (崩壊(ほうかい) 其(そ)れは孕(はら)み続(つづ)けた季節(きせつ) 二月(にがつ)の雪(ゆき)の日(ひ) 『妹(soror)』の記憶(ゆめ))

[00:00:51] 救(すく)いを求(もと)める貴女(あなた)にArkを与(あた)えよう」

[00:00:55] ≪Arkと呼ばれた物≫(それ)は月光(げっこう)を受(う)けて銀色(ぎんいろ)に煌(きらめ)いた...

[00:00:59] 思(おも)い出(で)まで裏切(うらぎ)った 冷(つめ)たい言葉(ことば)の雨(あめ)

[00:01:06] 幸(しあわ)せだった二人(ふたり)永遠(とわ)に届(とど)かなくなる前(まえ)に...

[00:01:13] 「ねぇ何故(なぜ)変(か)わってしまったの? あんなにも愛(あい)し合(あ)っていたのに...」

[00:01:22] 涙(なみだ)を微笑(え)みに換(か)え詰(つ)め寄(よ)る ≪Arkと呼ばれた物≫(knife)を握(にぎ)って...

[00:01:29] ――愛憎(あいぞう)の箱舟(Ark)

[00:01:38] 「Ark」

[00:01:40] 作詞.作曲.編曲:Revo

[00:01:42] 歌:Sound Horizon

[00:01:48] (因果(いんが)　其(そ)れは手繰(たぐ)り寄(よ)せた糸(いと)　六月(ろくがつ)の雨(あめ)の日(ひ)　『兄』(Frater)の記憶(ゆめ))

[00:01:55] 信(しん)じてたその人(ひと)に裏切(うらぎ)られた少女(しょうじょ)

[00:02:02] 新(あたら)しい世界(せかい)へと羽(は)ばたける自己暗示(じこあんじ)

[00:02:06] 澄(す)み渡(わた)る覚醒(かくせい)は進行(しんこう)という凶器(きょうき)

[00:02:10] 最期(さいご)の瞬間(とき)に廻(めぐ)った　歪(いびつ)な愛(あい)の記憶(きおく)

[00:02:17] 脆弱(ぜいじゃく)な精神(こころ)が堪(た)えきれず　あの日(ひ)嘘(うそ)を吐(つ)いた…

[00:02:25] 律(りっ)すれば律(りっ)する程(ほど)堕(お)ちる　赦(ゆる)されぬ想(おも)いに灼(や)かれながら

[00:02:33] まぐわう傷(きず)は深(ふか)く甘(あま)く　破滅(はめつ)へ誘(いざな)う…

[00:02:40] ──背徳(はいとく)の箱舟(Ark)

[00:02:59] 被験体(ひけんたい)＃1096(one-o-nine-six)　通称(つうしょう)『妹』(Soror)同(おな)じく (Soror with the "Ark", Frater in the Dark)

[00:03:03] 被験体(ひけんたい)＃1076(one-o-seven-six)　通称(つうしょう)『兄』(Frater)を殺害(さつがい) (Soror with the "Ark", Frater it's Dead)

[00:03:07] ＜症例番号12(Case Number Twelve)＞

[00:03:09] 過剰(かじょう)投影型(とうえいがた)依存(いぞん)における袋小路(ふくろこうじ)の模型(モデル)

[00:03:12] 即(すなわ)ち《虚妄型箱舟依存症候群》(Ark)

[00:03:14] 限(かぎ)りなく同一(どういつ)に近(ちか)づける　追憶(ついおく)は狂気(きょうき)にも似(に)た幻想(げんそう)

[00:03:43] 同(おな)じ心的外傷(トラウマ)重(かさ)ねれば響(ひび)き合(あ)う　けれどそれ以上(いじょう)には…

[00:03:58] 「──箱庭(はこにわ)を騙(かた)る檻(おり)の中(なか)で　禁断(きんだん)の海馬(きかん)に手(て)を加(くわ)えて

[00:04:15] 驕(おご)れる無能(むのう)な創造神(かみ)にでも　成(な)った心算(つもり)なの？」か…

[00:04:33] 在(あ)りし日(ひ)に咲(さ)かせた花弁(はなびら)は　暗闇(くらやみ)に散(ち)り逝(ゆ)くように凛(りん)と

[00:04:48] ...Love wishing to the "Ark"

[00:04:50] 監視卿(Watcher)は天(てん)を仰(あお)ぎ深(ふか)い溜息(ためいき)を吐(つ)く

[00:04:53] 失(うしな)った筈(はず)の《左手の薬指》(ばしょ)が虚(むな)しく疼(うず)いた

[00:04:56] ──ふと彼(かれ)が監視鏡(Monitor)の向(む)こうへ視線(しせん)を戻(もど)すと

[00:05:00] 嗚呼(ああ)…いつの間(ま)にか少女(しょうじょ)の背後(はいご)には『仮面(かめん)の男(おとこ)』が立(た)っていた──

[00:05:07] 終わり